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供給され続けないと生きれない自己愛性パーソナリティ障害(NPD)
NPDの人の特徴として、自分を特別な存在だと思う誇大性、他者を搾取する、というものがあります。 この欲求を満たすために、NPDの人は常にそれを与えてくれる「供給源」を必要としています。例えば、自分が特別であると認めてくれる周囲からの賞賛。または、尊大な態度を取りこき下ろしたり利用したりする他者の存在。 それらを「ナルシスティック・サプライ」と呼びます。 そして、それらを与えられても与えられても、決して満足することはありません。「自己愛性パーソナリティ障害の治療」でもご説明したように、NPDの人は自信があるように振る舞う姿とは逆の、本当はもろく低い自己肯定感を持っています。そのもろい自己を守るために誇大性を身に着け自分は特別な価値がある人間だと思い込んで自分を守っているのです。 ですのでそれを証明してくれる「サプライ」が常に与えられていないと不安になります。供給され続けないと生きれない自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の人は、サプライを絶え間なく必要としているということです。 サプライには主に二種類あります。「ポジティブサプライ」と「ネガティブサ
Aira-Life-Coaching
1月30日読了時間: 2分


自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の病的な嫉妬心
自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の診断基準の一つに以下があります。 しばしば他人に嫉妬する、または他人が自分に嫉妬していると思い込む。 (DSM-TR 精神疾患の診断・統計マニュアル『医学書院』より) NPDの人は、周囲の誰よりも自分が優れており、自分だけが賞賛され成功を手にする特別な存在だと思いこんでいます。よって自分以外の誰かが何かを達成したり、賞賛を浴びることに対して極端な嫉妬心をあらわにします。素直にうらやましい、尊敬する、などと表現することはできず、自分の嫉妬心を自分でも認めることができないため、それは不当な怒りや言いがかり、やつあたりなどで表現されます。 NPDの治療 で述べたように、本人は心の根底で低い自己肯定感に苦しんでおり、それを補うために、自分は特別だという誇大性を持つことで自己を保っています。なので、身近な人が自分より優れた業績をおさめたり賞賛されたりすることは、自己を揺るがす恐怖となります。その結果、度を越した嫉妬心が沸き上がり、怒りや敵対心となり、自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の病的な嫉妬心が生まれ
Aira-Life-Coaching
2024年6月4日読了時間: 4分
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