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安心と安定より危険に惹きつけられる理由
NPD傾向がある親 を持つ子供は、大人になってから 無意識にNPD傾向のある人に惹かれ たりパートナー関係になったりしやすい傾向があります。 それにはいくつかの理由が考えられます。 ・親から 境界線 を常に踏み越えられて過ごしてきたから、そこをパートナーに踏み越えられても受け入れてしまう ・常に親の機嫌を注視して怒らせないように生きてきた。生き抜くためにそうするしかなかった。だから同じようにパートナーにもしてしまう ・自分が育ってきた環境や人間関係は慣れ親しんでいる環境なので同じような人を無意識に選ぶ ・親と似た人を選びトラウマを再現して今度こそ自分は幸せになろうとしている ・ 安定型 の人には惹かれずハラハラさせられる相手に魅力を感じる。安定型の人といると、そのように不安にさせられない人間関係に慣れていないから、幸せなはずなのに居心地悪く感じてしまう ・自己価値が自分の中で低いため、無意識に幸せになる価値がないと自分で思っている。だから安定型の人といて幸せを感じると、逃げ出したくなる。 これらは、NPDの親に育て
Aira-Life-Coaching
4月26日読了時間: 3分


恋愛依存症における「スリップ」
依存症からの回復過程において「スリップ」というものがあります。スリップとは、例えばアルコール依存症の場合、一定期間禁酒していたのに、再度飲酒してしまうことです。 スリップしたからといってイコール依存症が再発したというわけではありません。ですが、一口飲んだことでそれを誘発する可能性はあります。 恋愛依存 症 における「スリップ」も同じです。相手から離れても ラブボミング が忘れられず、連絡をしてしまったり、 フーバリング されて戻ってしまったり、つらい夜にメッセージしまったり。昨日まであんなに頑張って連絡を断って新しい人生を始めたつもりだったのに、連絡してしまう。これがスリップです。 スリップをすると全てが終わりのように絶望してしまいがちです。でも、終わってないし諦めなくていい。それまでやめ続けていた自分をほめましょう。例えば1カ月連絡せずにいれたのなら、その1カ月頑張った自分をほめましょう。 スリップした時の絶望感は耐え難いほどに苦しいと思います。でも自分を責めないでください。 例えばこれがお酒の場合、1カ月禁酒してたのにまた
Aira-Life-Coaching
2月23日読了時間: 3分


憎い、でも恋しいー自己愛性パーソナリティ障害(NPD)
相手を憎いけれど愛している、「憎い、でも恋しい」という相反する気持ちが同時に心に生まれてしまうことがあります。 自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の人と別れたり離れたりした後も、ターゲットは 後遺症 のように長い期間苦しむことがあります。 回復は右肩上がり一直線ではない ので、上がったり下がったりしながら進む過程で、その感情の渦に翻弄されて非常に苦しい思いをされる方が多いのです。 苦しい気持ち、まだ好きだと思う気持ち、でも憎い気持ち、色んな気持ちが入り乱れて苦しいですよね。 やっかいなのは、「ものすごく憎らしい」という気持ちと「でも会いたい、恋しい」という気持ちが入れ替わり立ち代わりやってきて、どちらに自分の感情の軸を置いたら良いのかがわからず、混乱してしまうことです。 今はグリーフの時期です。自分のどんな感情も否定せず、ただそう感じていいんだよと自分に許してあげてください。世界一憎いけれど世界一愛している、そういう相反する二つの気持ちが共存する場合は、どちらかに振り切ろうとするととても苦しいんです。 どっちも持っていて良いんですよ。憎いけど愛
Aira-Life-Coaching
1月14日読了時間: 3分


恋愛依存症におちいっていませんか?自己愛性パーソナリティ障害(NPD)
自己愛性パーソナリティ障害(NPD)を持つパートナーとお付き合いしている方から、日々ご相談を受けます。多くの方が「毎日が感情のジェットコースターのようで苦しい」「傷つけられてばかりいるのにどうしても離れられない」「せっかく別れたのにまた相手の元に戻ってしまう」「離れてからだいぶ時間が経つのに、まだ相手の事を思い出してつらくなる」等 と苦しんでいらっしゃいます。 このように苦しい恋をしている方、もしかしたら恋愛依存症におちいっているかもしれません。 依存症とは本来「特定の物質や行動に心を奪われ、生活に支障がでているにも関わらず、やめたくてもやめられない」という状態のことです。 私はカナダでメンタルヘルスと依存症サポートワーカーとして、多くの依存症の方と接してきました。 依存症の状態と、特定のパートナーと離れられない状況は、非常によく似ています。 相手と会ったり連絡を取ると一時的にストレスが発散できたり、安心したりリラックスできるが、しばらくすると焦燥感や不安感、居ても立っても居られない気持ちになり生活に支障が出る。そんな状態はま
Aira-Life-Coaching
1月11日読了時間: 2分


自分を大切にするということ
「自分を大切にしましょう」と良く耳にすると思います。でも、これは必ずしもすべての人にとって簡単なこととは限りません。 幼少期の体験や親との関係などから傷やトラウマがあったり、 愛着の問題 や、複雑な心理を抱えている人にとっては、「自分を大切にする」ことは当たり前のことではなく、そもそも、それを教わりながら育っていない、という人もいます。 自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の人からターゲットになってしまう人は、自分の境界線がはっきり示して自分を守ることが難しい人が多く、そこに相手は漬け込んできます。 自分を大切にするためにまず重要なことはなんでしょうか。 ①自分の気持ちに注意を払う 自分の気持ちを犠牲にして相手に尽くしたり、相手を喜ばせるために自分の気持ちを殺してしまう人は、自分の感情に注意を払っていない、自分がどう感じているのか気づいていいません。または、本当の自分の気持ちを感じることに罪悪感を持ってしまう。小さい頃から感情を抑えて生きてきた。親の機嫌をとることが最優先で自分の気持ちは後回しだった。自分の感情を表すことを禁じられた。様々な背景が
Aira-Life-Coaching
1月6日読了時間: 3分


自己愛性パーソナリティ障害(NPD)親の子供たち
以前の記事「 毒親はNPDかもしれない 」でお話した通り、いわゆる“毒親”と呼ばれる親は自己愛性パーソナリティ障害(NPD)である可能性が高いと言われています。 NPDの人が親である場合、その子供たちは高い確率で精神的虐待をされて育ちます。 ここでは母親がNPDの場合を例に挙げてみましょう。 まずNPDの母親の配偶者である父親はどのような状況にあるのか?大抵の場合、父親は “イネイブラー” であることが多いです。“イネイブラー”とは、もとはアルコール依存症者のパートナーを指す言葉です。 イネイブラー:アルコール依存症の人を依存症でいられる環境を与えて支える人のこと。例⁾ お酒を買ってきてあげる、仕事をしない依存症者を養う、など。現在はもっと広義な意味で使われる。 NPDの母親を配偶者にもつ父親は、相手の言うことを何でも聞き、子供への虐待を止めることもなく見ないふりをする。または、問題が起きた際「お母さんの言うことをききなさい」「お母さんはお前たちのためを思っているんだ」などとかばったり。つまり、NPDがNPDであり続けることができ
Aira-Life-Coaching
2024年11月30日読了時間: 3分


愛着スタイルと愛着障害
愛着スタイルとは、幼少期の養育者との関わりによって形成される、他者との関わり方のスタイルのことです。 赤ちゃんは生き延びるために養育者(主に親)と一番密接な関係を築けるスタイルを形成します。この愛着スタイルは乳児期から幼児期にかけて形成され、そのスタイルは大人になってからも人間関係、特に恋人・夫婦などのパートナーシップで発揮されると言われています。 愛着スタイルには、安定型、回避型、不安型、無秩序型の四つがあります。安定型が健全な愛着スタイルとなり、あとの三つは非安定型となります。 安定型 ・長期的に有意義な関係の構築ができる ・自己肯定感が高い ・他者からの承認をもらわなくても自分が価値のある存在だと知っている ・親から確固たる愛情と自己肯定感を与えられて育った ・条件付きの愛ではなくどんな自分であっても親に愛を与えられた ・親の反応や態度が気分次第ではなく安定していた 回避型 ・長期的な人間関係の構築が難しい ・精神的や身体的な親密さを避ける ・他者と一定の距離より近づくと避けてしまう ・自立、自己完結している...
Aira-Life-Coaching
2024年11月21日読了時間: 3分


境界線てそもそも何?
自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の人は、他者との境界線を適切に引くことが出来ずに、ターゲットの境界線を踏み越えて侵入して来ます。その結果人の手柄を自分のものにしたり、ターゲットの大切なものを搾取したりします。 ターゲットになりやすい方は、この境界線を引くことが得意でなく、相手が踏み越えて自分の領域に入ってきてしまっても、それを許してしまう傾向があります。 NPDの人から身を守るために境界線をしっかり引きましょう、という言葉を聞いたことがある人が多いと思います。 しかし、ターゲットになりやすい方は幼い頃の養育環境や親との関係、 愛着の問題 、過去のトラウマや傷などから、適切な境界線の引き方を学ぶ機会に恵まれなかったという方も多いです。 それでは境界線とは一体何なのか?境界線には様々な種類に分かれます。 ①身体的境界線 他者が自分にどのくらいの距離にいるのか、これ以上は不快に感じる、という線です。距離が近づきすぎたり、自分の部屋などの領域に入ってきた時、どこまで不快に感じずに許せるかというラインです。 例:「今日は疲れたから一
Aira-Life-Coaching
2024年11月13日読了時間: 4分


自己愛性パーソナリティ障害(NPD)とのトラウマボンド②原因と対策
前回のブログ 「自己愛性パーソナリティ障害(NPD)との間に生まれるトラウマボンドって何?」 では、自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の人とターゲットの間に生まれる「トラウマボンド」とは何かをお話しました。 第二回の今日は、なぜ自己愛性パーソナリティ障害(NPD)とのトラウマボンドが生まれてしまうのか被害者の傾向と、対策についてお話します。 トラウマボンドとは、加害者からターゲットにされた被害者が、その虐待の過程で加害者に対して抱く心理的な強い結びつきのことです。 それは様々な原因によって生じます。 ・パワーバランス 加害者が力を持ち被害者をコントロールすることにより、被害者は心理的に支配されていきます。そのうちに自分の生活や人生が加害者の手の中にあるように感じ、加害者への依存心が生まれていきます。脅迫や支配により恐怖心を植え付けられ逃げられなくなり、そのような環境で生き延びるために加害者に依存し心理的な結びつきを生じます。また、被害者が他の人間関係から一切切り離されることで、頼れるのが加害者だけとなり、依存が強まります。
Aira-Life-Coaching
2024年9月27日読了時間: 5分


自己愛性パーソナリティ障害(NPD)との間に生まれるトラウマボンドって何?
トラウマボンドとは、加害者からターゲットにされた被害者に、その虐待の過程で加害者に対して心理的な強い結びつきが生まれてしまうことです。 虐待されているという異常な環境で生き延び身を守るために、身に着けてしまう防衛反応です。被害者が自分の本当の感情を切り離し、加害者に対して情や恩などを感じるようになります。 自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の人との関係では、ターゲットの中でこのトラウマボンドを生じやすくなり、虐待されているにも関わらず、その関係にとどまってしまいます。 トラウマボンドの形成は、NPDとの関係で用いられる、 理想化、脱価値化、棄却のサイクル を通しての心理操作によって行われます。 まず関係初期の理想化の段階で、 愛の爆弾 や ミラーリング を用いてターゲットの心をつかみ、自分に依存させます。 そして脱価値化や脱価値化の段階に入り、 ガスライティング や 三角関係化 などの手法を巧みに用いて、ターゲットの自尊心を奪い、自己に対する信頼をゆらがします。そうすることでNPDの人の言うことを聞くようになるので心理的支配
Aira-Life-Coaching
2024年9月26日読了時間: 3分


もしかして私も自己愛性パーソナリティ障害(NPD)?
自己愛性パーソナリティ障害(NPD)について、毎日 沢山の方からお悩みやご質問をいただきます。中でもダントツで多い質問はこちら。 「NPDについて勉強していくうちに、自分にも当てはまる所があるように思います。もしかして私も自己愛性パーソナリティ障害(NPD)?なのでしょうか?そう考えると怖くなります」 私もかつて、そのように悩んだ事がありました。NPDという言葉を知り学ぶ過程で、どなたも一度は突き当たる問題なのかもしれません。 結論から言うと「自分はNPDなのでは?」と思う時点で、NPDである可能性は非常に低いと思います。 NPDの特性として「自分の言動や思考をかえりみる事が難しい」「自己と向き合い反省したり内省したりが難しい」というものがあります。 ですから、自分の言動がNPDに当てはまるのではないか?と自問自答して自分をかえりみている時点で、NPDである可能性は低いのです。 ただ、これだけ沢山の方にご質問頂くと言うことは、もしかしたらそのように自分を振り返る事は、NPDとの関係のサバイバーの方には必要な過程なのかもし
Aira-Life-Coaching
2024年9月12日読了時間: 3分


機能不全家族はアンバランスなモビール
機能不全家族とは、家族のメンバーが何らかの理由で苦しんでいたり問題を抱えいる場合、他の家族のメンバーにも影響が出て、家族内の適切なバランスが取るのが難しくなる状態を言います。 自己愛性パーソナリティ障害の人の育った環境には、この機能不全家族であることが多いです。また、ターゲットとなる人も、機能不全家族で育ち何らかのトラウマを抱えているケースが多くみられます。 英語では “dysfunctional (機能不全)family”、または “imbalanced (バランスを欠いた) family” と呼ばれます。 私は個人的に “imbalanced”という言い方の方が適切だなと感じます。家族をモビールだとイメージしてください。複数の家族メンバーがバランスを保って、空間に存在しています。 このモビールのパーツの一つが調子を崩す事により、モビール全体に影響を及ぼしてバランスがとれなくなりますね。機能不全家族はこの状態だと考えてください。 家族の一人がバランスを保てなくなる原因は主に、依存性、暴力、病気、パーソナリティー障害など様々なものがあます。バラン
Aira-Life-Coaching
2024年8月24日読了時間: 6分


“毒親”は自己愛性パーソナリティ障害(NPD)かもしれない
自己愛性パーソナリティ障害(NPD)はパートナーや恋人関係だけでなく、親にあてはまる場合も多くあります。 いわゆる「毒親」との関係に悩んでいる方の投稿や記事などを読むと、NPDの特徴に当てはまっていることが多いです。例えば、 ①子供に対する暖かい愛情と冷酷な態度がころころと入れ替わり混乱させる。 ②無理難題を子供に押し付け、できないと批判する。 ③子供が何か達成できた時など、条件付きでしか誉めたり愛情を示したりしない。 ④子供の誕生日や卒業式などの晴れの日に、親である自分に注目を集め自分が主役になりたがる。 ⑤子供の感情や意見を常に否定する。 ⑥いつも自分が正しいと言い張り、非をみとめない。 ⑦配偶者や兄弟への虐待を子供の目前でおこなう。 このような養育環境で育てられた子供は自己肯定感を適切に育てる事が難しくなり、自分の価値を信じられなくなってしまうことが多くなります。常に感情を否定されてきたので、自分がどう感じるか、どうしたいかを明確にすることが難しくなり、他人に合わせることが多くなります。親の機嫌を常にとって生きてこざるを得なかっ
Aira-Life-Coaching
2024年6月9日読了時間: 3分
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