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あなたへの攻撃はNPDの自己紹介ー自己愛性パーソナリティ障害の「投影」
「相手へ非難や攻撃はそっくりそのままNPDの人の自己紹介である」という言葉を聞いたことはありませんか? NPDの人は、「自分は優秀で特別な存在である」という誇大性を維持するために、自分の欠点や失敗などを、他人に押し付ける「投影」を頻繁にする傾向があります。 例えば、自分が浮気をしているのに、それを指摘されると、自分はしていないと 嘘をついたり 「君こそ浮気しているんじゃないか」と相手を責めたり、自分が先に攻撃を始めたにも関わらず、相手が反応すると「私を攻撃している!」と 相手を加害者にして被害者側に回ったり 、逆に相手に 罪悪感を与えたり 。 人の手柄を自分の手柄のように語ったり、自分のミスを人のせいにしたりすることも、これに含まれます。 これは、NPDの人は自分を周囲の人よりも優れているということを、常に知らしめる必要があるためです。そしてそれを自分自身に対しても証明する必要がある。 本当はもろい自己肯定感や根底にある自信のなさ を、露見するわけにはいかないので、必死にそれを隠して誇大性を維持する必要がある。それはNPDの人が生
Aira-Life-Coaching
6月14日読了時間: 3分


傷から回復し未来へ進む力を育む『自己愛性パーソナリティ障害(NPD)本講座』春期生募集開始!
自己愛性パーソナリティ障害(NPD)本講座ー傷から回復し未来へ進む力を育む8週間オンラインプログラム 募集開始しました! 「NPDについてもっと深く学びたい」という声にお応えした『オンライン本講座』も、第三回目となりました。 過去の受講者の方々からは、 「NPDの人との関係で傷ついた自分の気持ちを見つめなおすことができた」 「今まで独学で学んできた知識を体系立て整理し新たな知識も得ることができた」 「講座を通して自分の課題や不安を整理することができた」 「他の受講者さんとの関わりで一人ではないと感じられた」 など前向きな感想をいただいております。 日々NPDについて発信したり沢山の方々のお悩みや質問などをお聞きして、私が感じるのは「皆さん本当に大変良く勉強されている」ということです。 NPDの人との関係で悩みながらも、知識と情報を集め、他の方からも学び、自分自身と向かい合っておられる、皆様の姿勢には本当に胸を打たれます。 そんな中「NPDについてはある程度知識を得たので、傷ついた自分の心を回復させる方法を知りたい」「NPD
Aira-Life-Coaching
4月22日読了時間: 3分


回避と自己愛性パーソナリティ障害(NPD)との関係
「回避型」「回避依存」と言う言葉を聞いたことがありますか?回避と自己愛性パーソナリティ障害(NPD)との関係」についての質問を良くいただきます。ネットには様々な情報があり、混乱してしまう方も多いようです。 回避とは まず、一口に「回避」と言っても色々あります。 ①「回避性パーソナリティ障害」精神疾患診断マニュアルに正式に記載されている障害(医師の診断がいる) ②「 愛着スタイル の回避型」障害ではなくどの様に人に関わるかの型。障害ではなく、人との関わり方のタイプ(医師の診断は必要ない) ③「恋愛依存症の回避依存タイプ」も障害ではなく、恋愛に振り回されてしまう人の中での一つのタイプ(診断は必要ない) 「パートナーが回避ではないか」とお悩みの多くの方が、③を指していることが多いです。 ③の恋愛依存症の回避依存は、自己愛性パーソナリティ障害(NPD)に似通っていて、特に カバートタイプとよばれるNPD の特徴に非常に似通っています。 パートナーが回避かも?と相談に来る多くが実はNPD傾向がある場合も多いようです。 ...
Aira-Life-Coaching
4月5日読了時間: 2分


言うことがコロコロ変わる自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の記憶の捏造
NPDの人と接していると、平気で言っていることが二転三転する、そんな経験がありませんか?そしてそれが時々ではなくコンスタントに起こるので、「もしかしてこの人は記憶能力に問題が?」と疑問に思ってしまう人もいるかもしれません。 NPDの人は全体図を俯瞰で見ることが苦手なので、今この瞬間の自分の感じたことが全てになりがちです。昨日自分で言ったことが真逆だったとしても、今日今この瞬間思っていることが真実になってしまうのです。 そして人間の脳というのは自分の都合の良いように記憶するので、常に自分フォーカスで相手の気持ちを思いやれないNPDの人は、自分の都合の良い解釈を都合の良い様にしか記憶していません。 そして何より、NPDの人は今この瞬間に自分の誇大性を守ったり要求を通すことが最優先なので、過去の自分の行いや文脈などは、全く関係ありません。 周囲の人は常に振り回されてしまいがちですが、何よりもつらいのは、NPDの人が言っていることが事実と違うと指摘すると、逆にこちらが嘘をついてるとか捏造しているとか、 ガスライティング だ!などと攻撃され
Aira-Life-Coaching
3月22日読了時間: 3分


自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の「自己愛憤怒」
自己愛性パーソナリティ障害(NPD) の人は、時折、過剰な怒りを表し通常では考えられない感情の爆発を起こすことがあります。 ほんの少しのきっかけで、突然激高するので、周囲の人は何が起きたのか理解できずに驚きます。 その激高は、大声を上げる、罵倒する、暴力をふるうなどの激しい言動になって表れる場合も、サイレントトリートメントなどの受動攻撃の形をとって表れる場合もあります。 どちらの激高も、周囲の人にとっては非常に恐怖をあおられて傷つけられる行動です。 このNPDの人の激しい怒りを「自己愛憤怒」と呼びます。 「自己愛憤怒」は何が原因で起こるのでしょうか?それは前回のブログでお話した「自己愛損傷」です。 NPDの人の根底にある低い自己肯定感や本当はもろい自己を抱えています。実は非常に他傷つきやすく、他者に批判されたり、自分を賞賛してもらえなかったり、単なる意見の相違などでも、過剰に傷ついてしまいます。 自分の存在意義を他者が自分を賞賛したり特別扱いしたりすることで、どうにか保っており、それが少しでも覆されそうになると、たちま
Aira-Life-Coaching
3月7日読了時間: 3分


本当はもろい自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の「自己愛損傷」
自己愛性パーソナリティー障害の人は、自分の事を特別だと思っていて尊大なふるまいをするので、一見自信満々のように見えるかもしれません。ですが、 NPDの治療 でご説明したように、その誇大性の裏には非常にもろい自己を抱えており、自己肯定感が非常に低く、それを補おうとして自分を特別な存在だと思い込もうとしているという特徴があります。 実は非常に他傷つきやすく、他者に批判されたり、自分を賞賛してもらえなかったり、単なる意見の相違などでも、過剰に傷ついてしまいます。 私たち人間は生活する中で、他者と意見が合わなかったりぶつかったりすることは当然あります。その場合、通常は話し合ってお互いを理解しようと努めたり、妥協点を探して歩み寄ったり、自己を省みて改めるところは改めたりと、何らかの対策を取って感情に折り合いをつけます。感情をプロセスして前へ進むことができる。 ですがNPDの人は根底にもろい自尊心を抱えており、不健全な自己愛があります。自己を確立できておらず、自分の存在意義を他者が自分を賞賛したり特別扱いしたりすることで、どうにか保っています。そ
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2月26日読了時間: 3分


日本ではあまり知られていないNPDの5つのタイプ
自己愛性パーソナリティ障害(NPD)にはいくつかタイプがあるのをご存じですか? いわゆるNPDの特徴がわかりやすい言動で現れる「オバートタイプ」のほかに、一見NPDだとわからないタイプもいます。例えば、内向的でシャイなタイプ、批判に弱く内にこもるタイプ、社会貢献を好み人気があるタイプ、世間の評判が良いタイプ、など。 もしかしたら、あなたの周囲にいる一見NPDには見えない人も、隠れNPDかもしれません。 主な五つのタイプを見ていきましょう。 ⑴ オバート ・自己誇大感が強く、自分を特別な存在だと過大評価している ・社交的で積極的、尊大/横柄な態度をとる ・ 特権意識が強く 競争心 も高い ・共感力が低い ⑵ カバート ・内向的で消極的、自己肯定感が低く落ち込みやすい ・ 被害者意識 が強く批判に弱い ・ ガスライティング や受動攻撃を多用する ⑶ コミューナル ・セルフイメージを非常に気にする ・自分を良く見せようとし、社会的地位を求める ・自分は共感力が高く利他主義だと思っているが行動が矛盾する
Aira-Life-Coaching
2月7日読了時間: 3分


自己愛性パーソナリティ障害(NPD)のDARVOという手法
自己愛性パーソナリティ障害(NPD)のDARVOという手法があります。ターゲットを支配しコントロールするために、頻繁に用いられます。 「DARVO (ダーボ)」は英語の単語の頭文字をとって作られた造語です。 D ーDeny(否定する) A ーAttack(攻撃する) RVO -Reverse Victim and Offender(被害者と加害者を入れ替える) 詳しく見ていきましょう。 D ーDeny(否定する) 自分の罪や過ちを認めない。ガスライティングや嘘を用いて、被害者の感情や訴えを「気にしすぎだ」とか「大げさだ」などと矮小化や否定をする。 A -Attack(攻撃する) 自分は悪くないと主張するため被害者を攻撃する。疑問を投げかける被害者に対して疑いをかける。 RVO ーReverse Victim and Offender (被害者と加害者を入れ替える) まるで自分こそが被害者であるように議論をすりかえ、被害者を加害者に仕立てる。そうすることで傷を負っている被害者をさらに傷つける。 このように、DARVOを巧みに用いることにより、自分の
Aira-Life-Coaching
2月5日読了時間: 3分


供給され続けないと生きれない自己愛性パーソナリティ障害(NPD)
NPDの人の特徴として、自分を特別な存在だと思う誇大性、他者を搾取する、というものがあります。 この欲求を満たすために、NPDの人は常にそれを与えてくれる「供給源」を必要としています。例えば、自分が特別であると認めてくれる周囲からの賞賛。または、尊大な態度を取りこき下ろしたり利用したりする他者の存在。 それらを「ナルシスティック・サプライ」と呼びます。 そして、それらを与えられても与えられても、決して満足することはありません。「自己愛性パーソナリティ障害の治療」でもご説明したように、NPDの人は自信があるように振る舞う姿とは逆の、本当はもろく低い自己肯定感を持っています。そのもろい自己を守るために誇大性を身に着け自分は特別な価値がある人間だと思い込んで自分を守っているのです。 ですのでそれを証明してくれる「サプライ」が常に与えられていないと不安になります。供給され続けないと生きれない自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の人は、サプライを絶え間なく必要としているということです。 サプライには主に二種類あります。「ポジティブサプライ」と「ネガティブサ
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1月30日読了時間: 2分


ストーカーになってしまう自己愛性パーソナリティ障害(NPD)
自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の人と別れた後、ターゲットがストーカー行為に悩まされるケースを度々耳にします。ストーカーになってしまう自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の、その心理はどんなものなのでしょうか? まず、ストーカーとは「特定の人につきまとい迷惑行為を連続して行う人」のことです。ストーカー行為には、待ち伏せや押しかけをする、多量の電話やメッセージを送る、偶然を装って頻繁に姿を現す、名誉を傷つける、なども含まれます。これらのストーカー行為は違法です。 ストーカーになるのは、NPD傾向の人が多いと言われています。NPDの共感性のなさ、境界線の欠如、自己誇大性などがその要因です。 NPDの人はターゲットを自分の延長のように思っていたり、自分の所有物だと思っています。なので境界線がありません。ターゲットの領域に入ることに躊躇がないのです。 また自分は特別な存在で他者を搾取する権利があると思っているので、自分の欲求を満たすことが先決で、他者の気持ちや事情に注意を払うことをしません。 その境界線のなさからターゲットがどのように感じているかなど
Aira-Life-Coaching
1月21日読了時間: 4分


セルフイメージが大事なコミューナルナルシストー自己愛性パーソナリティ障害
自己愛性パーソナリティ障害(NPD)にはいくつかのタイプがあると言われます。主に「オバート」 「カバート」 「コミューナル」「アンタゴニスティック」「マリグナント」です。 今回は「コミューナルタイプ」と呼ばれるNPDについてお話します。 コミューナルという言葉には、「共通の」「共同の」という意味があります。 社会への奉仕の精神を持っている人だと、周囲から思われることが大事なタイプです。 外向きにはフレンドリーで共感性があり人のために動くようにみせかけますが、それは真に利他的ではなく自分の利益が目的です。 人助けをしている自分が素晴らしい人だと思われるために、周囲に尽くすふりをします。 自分を共感力に長けた他者のために動く人だと思い込んでおり、実際にそのような言葉を口にしますが、行動が伴っていません。また、モラルに対するこだわりが強く、不公平であることに対して過剰反応をします。 例) ・世間に周知される形で寄付はするが、匿名では絶対にしない。 ・人前では他者を助けるが、誰も見てなければ知らん顔をする。 ・チャリティに貢献していない人をこきおろす。
Aira-Life-Coaching
1月4日読了時間: 2分


罪悪感を植え付ける自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の罠
自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の人は「ギルトトリップ "罪の意識を植え付けること)」を頻繁に用います。 「ギルトトリップ "Guilt Trip"」とは、ターゲットに罪悪感を抱かせるように誘導し、それを利用して搾取することです。 ・ターゲットにしてあげた事を恩を着せて自分のために何かをさせる 例)今日は君の買い物に付き合って荷物を持ってあげたから僕はとても疲れた。お風呂掃除は無理かもなあ⇒ターゲットに掃除させようとする ・ターゲットの過去のミスを持ち出して暗に責め、罪滅ぼしに何かさせようとする 例)昨日はあなたが電車の時間を間違えたせいで遅刻したわよね。大切な集まりだったのに…⇒罪の意識をあおり物をねだる ・ 被害者になりかわり 、ターゲットを加害者にする 例)浮気の証拠が見つかり話し合おうとするターゲットに「僕のことを信用していないのか?君がそんな人だと思わなかった」⇒責任転嫁、論理のすり替えにより、ターゲットを悪者にして自分の浮気の議題を避ける ・自分の罪を責めるターゲットを悪者にして、可哀そうな自分を演じて罪から逃
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2024年12月28日読了時間: 3分


自己愛性パーソナリティ障害(NPD)オンライン本講座二期生募集!!
私が自己愛性パーソナリティ障害(NPD)について発信を始めてから、早いもので10ヶ月が経ちました。その間にメルマガや本の読者の方、SNSなどで繋がっている皆様から様々なご意見や思いを聞かせて頂きました。 「NPDについてもっと深く学びたい」という声にお応えして、『NPD入門講座』に続き、『8週間オンラインNPD本講座』を10月に開講しました。 本講座一期生の方々は、先週で最終週を迎えました。ご自分のペースで進んでいただけるプログラムですので、講座を終えるタイミングは人それぞれなのですが、二回のグループセッションも終わり、講座内容はすべてお手元に届きました。 「NPDの人との関係で傷ついた自分の気持ちを見つめなおすことができた」 「今まで独学で学んできた知識を体系立て整理し新たな知識も得ることができた」 「講座を通して自分の課題や不安を整理することができた」 「他の受講者さんとの関わりで一人ではないと感じられた」 など前向きな感想をいただいております。 日々NPDについて発信したり沢山の方々のお悩みや質問などをお聞きして、私が感じるのは「皆さん
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2024年12月20日読了時間: 3分


自己愛性パーソナリティ障害(NPD)は人を愛せるのか?
自己愛性パーソナリティ障害(NPD)に関して沢山の質問をいただきますが、しばしば聞かれるのがこれです。「NPDの人は本当の意味で他者を愛することができるのでしょうか?」 シンプルにお答えすれば「ノー」となると思います。 NPDの人は自分が一番であり、他者に共感したり利他的になることができません。ですので、自分ではない他者に真に興味を持ち、理解したいと願い愛する、ということが非常に難しいのです。 私たちは他者と接して関係を深めると、その人の存在に感謝したり、その人の幸せや健康を願ったり、困ったときは力になりたいと思ったりします。時には自分の労力や時間などをその人のために費やしても、健やかで幸せでいてほしいと思う。そのような通常の愛情というものを感じるキャパシティが、NPDの人には備わっていません。 しかしながら、NPDの人も他者に対して「愛している」「好き」という表現を使うことがあります。それではNPDの人にとっての愛とは一体何でしょうか? ・相手が自分の気分を良くしてくれることをが「好き」 ・相手が自分の望むことをなんでも
Aira-Life-Coaching
2024年12月8日読了時間: 3分


自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の嘘
自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の人が身近にいる方のほとんどが、NPDの人に嘘をつかれた経験があると思います。 それは些細な嘘の時もあるし、あまりにも大きな嘘なので逆に信じてしまいそうになる・・・そんな嘘もあると思います。 なぜこんなに頻繁に嘘をつくのか?良心は痛まないのか?嘘をついている自覚はあるのか?証拠を見せれば嘘を認めて反省するのか? そんな風に疑問が沢山でてくる人が多いのではないでしょうか。 自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の嘘は、自分の「誇大性」を守るためです。 自分は特別な存在であり、周囲の人の誰よりも優秀で、大勢の人から賞賛を集める存在。そのような自分自身の中にある自己像。それは現実とは違う、偽りの像にすぎません。 しかし、NPDの人はそれを認めることができません。現実の自分がどんなに自分の思うような姿と違っていても、生きていくには、それが自分の真実の姿なのだと信じる必要があるのです。 そのため、その 仮面が剝がれそうになった時 、嘘をつくことに躊躇がありません。 ・失敗した時、これは自分がやっ
Aira-Life-Coaching
2024年11月20日読了時間: 4分


被害者のふりをする自己愛性パーソナリティ障害(NPD)
自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の人は自分が加害者であるにもかかわらず、ターゲットに 罪の意識を植え付け 自分が被害者のふりをすることがあります。 NPDの人は自分の言動を振り返り反省したりすることが大変難しいです。そして、自分は特別であるという誇大性が非常に強いという特徴があります。 こうした理由で、自分が加害している場合も自らの行いを正しく省みることができず、本来の被害者であるターゲットに罪をなすりつけて自分は被害者意識が強くなってしまうのです。 自分が特別であるという特権意識から、自分の言動はすべて素晴らしいものであり、周囲の人に有益だと信じています。ですので、思ったように認められなかったり賞賛を得られないと、それを他者の理解が足りないからだと解釈し、自分はこんなにしてやっているのに感謝されない、という被害者意識が生まれます。 また、NPDの人は幼少期のトラウマや養育者との関係が原因で、健全な自己愛を育てることができていません。その尊大で傲慢な態度とは裏腹に、心の奥底では低い自己肯定感、もろい自己を抱えており、それを誇大
Aira-Life-Coaching
2024年10月22日読了時間: 3分


わかりづらい自己愛性パーソナリティ障害-カバートナルシスト
自己愛性パーソナリティ障害(NPD)には、いくつかのタイプがあります。主に、オバート(overt)、カバート(covert)、 コミューナル(communal ) 、アンタゴニスティック(antagonistic)、マリグナント(malignant)があります。 この中でもカバートナルシストは、一見自己愛性パーソナリティ障害とはわかりづらい特徴があります。わかりやすいオバートタイプと比較しながら見ていきましょう。 オバートNPDとカバートNPDの違い オバートはわかりやすい、いわゆる教科書通りのNPDの特徴をあらわします。自分の誇大性を示すために、自分の能力以上の言動でアピールしたり、ターゲットを貶めるため、罵り言葉をぶつけたり大声で怒鳴ったりします。 対してカバートは、内向的でシャイ、批判に傷つきやすい特徴があります。一見物腰も柔らかく人当たりも良く、大声を上げたりもしないし、自分の自慢話もあからさまにしないことが多いです。 しかし、自己の誇大性を示し、ターゲットを脱価値化しててコントロール下に置こうとするのは同じです。 ただ一見わかりにくい
Aira-Life-Coaching
2024年10月14日読了時間: 5分


自己愛性パーソナリティ障害に依存してしまう境界性パーソナリティ障害
今日は「境界性パーソナリティー障害(BPD)」についてお話します。 私自身が、診断が下りているわけではないのですが境界性パーソナリティ障害の傾向があります。自分でそれに気が付いた経緯となる、私の精神疾患の経験についての記事はこちらです。 私の精神疾患① 私の精神疾患② 私の精神疾患③ 私の精神疾患④ それでは、境界性パーソナリティー障害とは一体何でしょうか。 DSM-5 (精神疾患の統計診断マニュアル) では、境界性パーソナリティ障害は以下のように記されています。 現実に、または想像の中で見捨てられることを避けようとするなりふりかまわない努力 理想化とこき下ろしとの両極端を揺れ動くことによって特徴づけられる不安定で激しい対人関係様式 同一性障害:著明で持続的な不安定な自己像や自己観 自己を傷つける可能性のある衝動性で、少なくとも2つの領域にわたるもの(例:浪費、性行為、物質濫用、無謀な運転、むちゃ食い) 自殺の行為、そぶり、脅し、または自傷行為のくり返し 顕著な気分反応性による感情不安定性(例:通常は2 - 3時間持続し、2 -..
Aira-Life-Coaching
2024年10月13日読了時間: 5分


ホーダー(物をため込む人)と自己愛性パーソナリティ障害
ホーダー (Hoarder) とは 一見不要なものを部屋に溜め込むことにより、精神的安定を図るという行為をホーディング(Hoarding)、その行為をする人をホーダー(Hoarder)と呼びます。 Hoarding Disorder (ため込み症)は、精神疾患の診断と統計マニュアルに正式に記載されている障害です。物の価値にかかわらずためこみ生活スペースが深刻に散らかり、それにより日常の様々な分野において支障が出る障害です。 様々な要因が考えられますが、幼少期のトラウマ体験が原因となる場合や、過去の貧困体験により、捨ててしまったら二度と手に入らないのではという不安感から生じることもあります。 では、このホーダー(物をため込む人)と自己愛性パーソナリティ障害との関係はあるでしょうか?NPDの人がホーディングを持っているケースには、どのような特徴がみられるでしょうか。いくつかの共通点があるようです。 ・自分自身をよく見せるためにブランドものや高価なものにこだわり持ちたがる ・満たされない自己愛を、物質によって代替的に充足しようとしている
Aira-Life-Coaching
2024年10月7日読了時間: 6分


自己愛性パーソナリティ障害(NPD)と依存症
自己愛性パーソナリティー障害(NPD)を持つ人が依存症を併せ持っているケースは多く聞こえてきます。そして、NPDの特徴と依存症の特徴には共通点があると言われています。 ・他者への共感力が低い ・自分は優れているという誇大感 ・もろい自己肯定感を補うために、物質依存や行動依存になる ・他者に迷惑をかける行為や自らを危険にさらす行為を躊躇しない すべてのNPDの人が依存症を持っているわけではありませんし、依存症に人のすべてがNPDなわけではありません。 しかし、NPDの人はそのもろい内面から空虚感や焦燥感を抱えている場合も多く、紛らわすために物質や行動に依存しやすいと言われています。 また、自分が持つ優れた存在である自己のイメージと、現実の自分とのギャップに苦しみ、うつ病などを発症することもあるので、その苦しみから逃れようとアルコールなどに依存するケースも見られます。 このように、NPDに限らず精神疾患と依存症には深い関係があります。 私のカナダでの職業は "mental health and addiction worker
Aira-Life-Coaching
2024年9月18日読了時間: 3分
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