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あなたへの攻撃はNPDの自己紹介ー自己愛性パーソナリティ障害の「投影」
「相手へ非難や攻撃はそっくりそのままNPDの人の自己紹介である」という言葉を聞いたことはありませんか? NPDの人は、「自分は優秀で特別な存在である」という誇大性を維持するために、自分の欠点や失敗などを、他人に押し付ける「投影」を頻繁にする傾向があります。 例えば、自分が浮気をしているのに、それを指摘されると、自分はしていないと 嘘をついたり 「君こそ浮気しているんじゃないか」と相手を責めたり、自分が先に攻撃を始めたにも関わらず、相手が反応すると「私を攻撃している!」と 相手を加害者にして被害者側に回ったり 、逆に相手に 罪悪感を与えたり 。 人の手柄を自分の手柄のように語ったり、自分のミスを人のせいにしたりすることも、これに含まれます。 これは、NPDの人は自分を周囲の人よりも優れているということを、常に知らしめる必要があるためです。そしてそれを自分自身に対しても証明する必要がある。 本当はもろい自己肯定感や根底にある自信のなさ を、露見するわけにはいかないので、必死にそれを隠して誇大性を維持する必要がある。それはNPDの人が生
Aira-Life-Coaching
6月14日読了時間: 3分


安心と安定より危険に惹きつけられる理由
NPD傾向がある親 を持つ子供は、大人になってから 無意識にNPD傾向のある人に惹かれ たりパートナー関係になったりしやすい傾向があります。 それにはいくつかの理由が考えられます。 ・親から 境界線 を常に踏み越えられて過ごしてきたから、そこをパートナーに踏み越えられても受け入れてしまう ・常に親の機嫌を注視して怒らせないように生きてきた。生き抜くためにそうするしかなかった。だから同じようにパートナーにもしてしまう ・自分が育ってきた環境や人間関係は慣れ親しんでいる環境なので同じような人を無意識に選ぶ ・親と似た人を選びトラウマを再現して今度こそ自分は幸せになろうとしている ・ 安定型 の人には惹かれずハラハラさせられる相手に魅力を感じる。安定型の人といると、そのように不安にさせられない人間関係に慣れていないから、幸せなはずなのに居心地悪く感じてしまう ・自己価値が自分の中で低いため、無意識に幸せになる価値がないと自分で思っている。だから安定型の人といて幸せを感じると、逃げ出したくなる。 これらは、NPDの親に育て
Aira-Life-Coaching
4月26日読了時間: 3分


傷から回復し未来へ進む力を育む『自己愛性パーソナリティ障害(NPD)本講座』春期生募集開始!
自己愛性パーソナリティ障害(NPD)本講座ー傷から回復し未来へ進む力を育む8週間オンラインプログラム 募集開始しました! 「NPDについてもっと深く学びたい」という声にお応えした『オンライン本講座』も、第三回目となりました。 過去の受講者の方々からは、 「NPDの人との関係で傷ついた自分の気持ちを見つめなおすことができた」 「今まで独学で学んできた知識を体系立て整理し新たな知識も得ることができた」 「講座を通して自分の課題や不安を整理することができた」 「他の受講者さんとの関わりで一人ではないと感じられた」 など前向きな感想をいただいております。 日々NPDについて発信したり沢山の方々のお悩みや質問などをお聞きして、私が感じるのは「皆さん本当に大変良く勉強されている」ということです。 NPDの人との関係で悩みながらも、知識と情報を集め、他の方からも学び、自分自身と向かい合っておられる、皆様の姿勢には本当に胸を打たれます。 そんな中「NPDについてはある程度知識を得たので、傷ついた自分の心を回復させる方法を知りたい」「NPD
Aira-Life-Coaching
4月22日読了時間: 3分


回避と自己愛性パーソナリティ障害(NPD)との関係
「回避型」「回避依存」と言う言葉を聞いたことがありますか?回避と自己愛性パーソナリティ障害(NPD)との関係」についての質問を良くいただきます。ネットには様々な情報があり、混乱してしまう方も多いようです。 回避とは まず、一口に「回避」と言っても色々あります。 ①「回避性パーソナリティ障害」精神疾患診断マニュアルに正式に記載されている障害(医師の診断がいる) ②「 愛着スタイル の回避型」障害ではなくどの様に人に関わるかの型。障害ではなく、人との関わり方のタイプ(医師の診断は必要ない) ③「恋愛依存症の回避依存タイプ」も障害ではなく、恋愛に振り回されてしまう人の中での一つのタイプ(診断は必要ない) 「パートナーが回避ではないか」とお悩みの多くの方が、③を指していることが多いです。 ③の恋愛依存症の回避依存は、自己愛性パーソナリティ障害(NPD)に似通っていて、特に カバートタイプとよばれるNPD の特徴に非常に似通っています。 パートナーが回避かも?と相談に来る多くが実はNPD傾向がある場合も多いようです。 ...
Aira-Life-Coaching
4月5日読了時間: 2分


言うことがコロコロ変わる自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の記憶の捏造
NPDの人と接していると、平気で言っていることが二転三転する、そんな経験がありませんか?そしてそれが時々ではなくコンスタントに起こるので、「もしかしてこの人は記憶能力に問題が?」と疑問に思ってしまう人もいるかもしれません。 NPDの人は全体図を俯瞰で見ることが苦手なので、今この瞬間の自分の感じたことが全てになりがちです。昨日自分で言ったことが真逆だったとしても、今日今この瞬間思っていることが真実になってしまうのです。 そして人間の脳というのは自分の都合の良いように記憶するので、常に自分フォーカスで相手の気持ちを思いやれないNPDの人は、自分の都合の良い解釈を都合の良い様にしか記憶していません。 そして何より、NPDの人は今この瞬間に自分の誇大性を守ったり要求を通すことが最優先なので、過去の自分の行いや文脈などは、全く関係ありません。 周囲の人は常に振り回されてしまいがちですが、何よりもつらいのは、NPDの人が言っていることが事実と違うと指摘すると、逆にこちらが嘘をついてるとか捏造しているとか、 ガスライティング だ!などと攻撃され
Aira-Life-Coaching
3月22日読了時間: 3分


自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の「自己愛憤怒」
自己愛性パーソナリティ障害(NPD) の人は、時折、過剰な怒りを表し通常では考えられない感情の爆発を起こすことがあります。 ほんの少しのきっかけで、突然激高するので、周囲の人は何が起きたのか理解できずに驚きます。 その激高は、大声を上げる、罵倒する、暴力をふるうなどの激しい言動になって表れる場合も、サイレントトリートメントなどの受動攻撃の形をとって表れる場合もあります。 どちらの激高も、周囲の人にとっては非常に恐怖をあおられて傷つけられる行動です。 このNPDの人の激しい怒りを「自己愛憤怒」と呼びます。 「自己愛憤怒」は何が原因で起こるのでしょうか?それは前回のブログでお話した「自己愛損傷」です。 NPDの人の根底にある低い自己肯定感や本当はもろい自己を抱えています。実は非常に他傷つきやすく、他者に批判されたり、自分を賞賛してもらえなかったり、単なる意見の相違などでも、過剰に傷ついてしまいます。 自分の存在意義を他者が自分を賞賛したり特別扱いしたりすることで、どうにか保っており、それが少しでも覆されそうになると、たちま
Aira-Life-Coaching
3月7日読了時間: 3分


自己愛性パーソナリティ障害(NPD)のDARVOという手法
自己愛性パーソナリティ障害(NPD)のDARVOという手法があります。ターゲットを支配しコントロールするために、頻繁に用いられます。 「DARVO (ダーボ)」は英語の単語の頭文字をとって作られた造語です。 D ーDeny(否定する) A ーAttack(攻撃する) RVO -Reverse Victim and Offender(被害者と加害者を入れ替える) 詳しく見ていきましょう。 D ーDeny(否定する) 自分の罪や過ちを認めない。ガスライティングや嘘を用いて、被害者の感情や訴えを「気にしすぎだ」とか「大げさだ」などと矮小化や否定をする。 A -Attack(攻撃する) 自分は悪くないと主張するため被害者を攻撃する。疑問を投げかける被害者に対して疑いをかける。 RVO ーReverse Victim and Offender (被害者と加害者を入れ替える) まるで自分こそが被害者であるように議論をすりかえ、被害者を加害者に仕立てる。そうすることで傷を負っている被害者をさらに傷つける。 このように、DARVOを巧みに用いることにより、自分の
Aira-Life-Coaching
2月5日読了時間: 3分


セルフイメージが大事なコミューナルナルシストー自己愛性パーソナリティ障害
自己愛性パーソナリティ障害(NPD)にはいくつかのタイプがあると言われます。主に「オバート」 「カバート」 「コミューナル」「アンタゴニスティック」「マリグナント」です。 今回は「コミューナルタイプ」と呼ばれるNPDについてお話します。 コミューナルという言葉には、「共通の」「共同の」という意味があります。 社会への奉仕の精神を持っている人だと、周囲から思われることが大事なタイプです。 外向きにはフレンドリーで共感性があり人のために動くようにみせかけますが、それは真に利他的ではなく自分の利益が目的です。 人助けをしている自分が素晴らしい人だと思われるために、周囲に尽くすふりをします。 自分を共感力に長けた他者のために動く人だと思い込んでおり、実際にそのような言葉を口にしますが、行動が伴っていません。また、モラルに対するこだわりが強く、不公平であることに対して過剰反応をします。 例) ・世間に周知される形で寄付はするが、匿名では絶対にしない。 ・人前では他者を助けるが、誰も見てなければ知らん顔をする。 ・チャリティに貢献していない人をこきおろす。
Aira-Life-Coaching
1月4日読了時間: 2分


自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の嘘
自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の人が身近にいる方のほとんどが、NPDの人に嘘をつかれた経験があると思います。 それは些細な嘘の時もあるし、あまりにも大きな嘘なので逆に信じてしまいそうになる・・・そんな嘘もあると思います。 なぜこんなに頻繁に嘘をつくのか?良心は痛まないのか?嘘をついている自覚はあるのか?証拠を見せれば嘘を認めて反省するのか? そんな風に疑問が沢山でてくる人が多いのではないでしょうか。 自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の嘘は、自分の「誇大性」を守るためです。 自分は特別な存在であり、周囲の人の誰よりも優秀で、大勢の人から賞賛を集める存在。そのような自分自身の中にある自己像。それは現実とは違う、偽りの像にすぎません。 しかし、NPDの人はそれを認めることができません。現実の自分がどんなに自分の思うような姿と違っていても、生きていくには、それが自分の真実の姿なのだと信じる必要があるのです。 そのため、その 仮面が剝がれそうになった時 、嘘をつくことに躊躇がありません。 ・失敗した時、これは自分がやっ
Aira-Life-Coaching
2024年11月20日読了時間: 4分


わかりづらい自己愛性パーソナリティ障害-カバートナルシスト
自己愛性パーソナリティ障害(NPD)には、いくつかのタイプがあります。主に、オバート(overt)、カバート(covert)、 コミューナル(communal ) 、アンタゴニスティック(antagonistic)、マリグナント(malignant)があります。 この中でもカバートナルシストは、一見自己愛性パーソナリティ障害とはわかりづらい特徴があります。わかりやすいオバートタイプと比較しながら見ていきましょう。 オバートNPDとカバートNPDの違い オバートはわかりやすい、いわゆる教科書通りのNPDの特徴をあらわします。自分の誇大性を示すために、自分の能力以上の言動でアピールしたり、ターゲットを貶めるため、罵り言葉をぶつけたり大声で怒鳴ったりします。 対してカバートは、内向的でシャイ、批判に傷つきやすい特徴があります。一見物腰も柔らかく人当たりも良く、大声を上げたりもしないし、自分の自慢話もあからさまにしないことが多いです。 しかし、自己の誇大性を示し、ターゲットを脱価値化しててコントロール下に置こうとするのは同じです。 ただ一見わかりにくい
Aira-Life-Coaching
2024年10月14日読了時間: 5分


自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の病的な嫉妬心
自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の診断基準の一つに以下があります。 しばしば他人に嫉妬する、または他人が自分に嫉妬していると思い込む。 (DSM-TR 精神疾患の診断・統計マニュアル『医学書院』より) NPDの人は、周囲の誰よりも自分が優れており、自分だけが賞賛され成功を手にする特別な存在だと思いこんでいます。よって自分以外の誰かが何かを達成したり、賞賛を浴びることに対して極端な嫉妬心をあらわにします。素直にうらやましい、尊敬する、などと表現することはできず、自分の嫉妬心を自分でも認めることができないため、それは不当な怒りや言いがかり、やつあたりなどで表現されます。 NPDの治療 で述べたように、本人は心の根底で低い自己肯定感に苦しんでおり、それを補うために、自分は特別だという誇大性を持つことで自己を保っています。なので、身近な人が自分より優れた業績をおさめたり賞賛されたりすることは、自己を揺るがす恐怖となります。その結果、度を越した嫉妬心が沸き上がり、怒りや敵対心となり、自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の病的な嫉妬心が生まれ
Aira-Life-Coaching
2024年6月4日読了時間: 4分
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